2014年8月20日水曜日

高校野球

高校野球「大量リードで盗塁」、何が悪い 夏の甲子園に「大リーグ不文律」は意味なしにあるが、大量リードでの盗塁を問題する人がいるようだ。これは、高校野球の位置づけの微妙間がもたらす問題と言えるだろう。

メジャーやプロ野球にはそういう不文律があるわけだが、結局のところ、こういう不文律は「観客が見て面白くないから」、に尽きる。野球はピッチャーの不調などで最初のほうで一気に試合が決まってしまうことがある。でも、雨でも降らない限り、9回まで試合はやることになる。バラエティ番組と違い、差が開いたからといって、この回は何と得点は3倍とか、するわけにはいかないわけで、試合終了までやるしかない。プロである限りは、ショーである部分が大きいわけで、ある程度勝っている側を制限したりするのは、演出の範囲であろう。一方で、大差がついていても、勝ってる側のピッチャーが乱調になれば、一気に追いつくこともあり得るのが、野球とも言えるので、勝つことだけを考えれば、おかしいのだが、それこそショーとして面白くなるのでいいのだ。

高校野球は微妙だ。本来は高校の部活動のはずなのに、ショーの側面が大きい。もう大昔の話だが、思い出されるのは、松井秀喜の5打席連続敬遠だ。勝つためには、最善の策と考えてしたことのはずだが、批判も多かった。ショーと考えれば、これはありえない作戦だ。多くの人は松井のホームランを楽しみに見てるんだから。大量の客が入って、全試合テレビ中継があり、ニュースや新聞で取り上げられる。プロと同じ状態。だからこそ、いろんなチーム・選手の内実をドラマ仕立てにして、盛り上げたりする。おにぎり2万個の件が議論になるのも、ショーなのか、部活なのかの微妙さから来るのだろう。ショー化して、どんどん消費していく。連投して故障する投手もショーの中で消費されたと言えるのだろうな。

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