2014年8月11日月曜日

タイム差の連鎖で比較する

スピード指数は前の記事で書いたように難しい。そこで違う方法を考えてみる。

競馬新聞から競馬を予想するとき、過去のレース結果からその馬の強さを予想する。過去のレースの格や順位、タイムなどいろいろな情報を使う。スピード指数はその中でもタイムに注目して、そのタイムがレースごとの馬場の状態や展開によって差が出ることから、その調整を入れる。でも、その調整という部分が技術の必要な部分であり、予想ソフトなりの特徴になってくる。

しかし、調整というのは結局のところ、馬の強さに合わせることであり、遅いはずの馬のタイムは遅くして、速いはずの馬のタイムは速くするということになる。それにより、そのレースに出る馬の過去のタイムを比較しやすくする。しかし、そもそも過去のタイムを比較しやすくするためであれば、調整したタイムではなく、直接的に比較すればいいのではないか。

たとえば、Aという馬とBという馬があって、前走でも、AとBが直接対決していれば、そのままのタイム差(T(A)-T(B))を使えばいいし、直接対決していなくても、AとC、BとCが対決しているレースがあれば、AとBのタイム差は(T(A)-T(C))+(T(C)-T(B))を使えばいいのではないか。おそらくこのように他の馬を介して計算するタイム差はいくつもあるだろうが、それらを平均すればいい。このタイム差の計算方法は、いくつの馬を介せば、あるレースの全頭の時間差を出せるのかが気になるところではある。しかし、同じクラスの馬は、他の馬を1頭か2頭介せばつながるのではないか。一方で、クラスが上がったばかりの馬については、つながりにくくなる可能性はある。しかし、他にもよく似た時期に同じようにクラスを上がった馬もあるはずで、それほど気にする必要はないかもしれない。それに、クラスの壁と言われるタイムだけではわからない差をこの方法だと見ることができるかもしれない。また、芝もしくはダートが初挑戦のような馬もつながりにくいだろう。これは、そもそも予想が難しい部分でこの方法に限らない問題であり、それほど気にする必要はないだろう。

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