2011年12月28日水曜日

androidは今後どうなるか

androidスマートフォン。ほとんどの人が儲からない仕組みになってしまった。スマートフォンのベンダーも利益はほとんどでない。出ているところもappleに比べるとたいしたことがない。googleもandroidから利益が出ているかというと直接的には出ていないだろう。アプリを作っているところも一部のベンダーにすぎない。

2012年はどうなるか。

googleはできるだけ個人情報を吸い上げて大量のデータを蓄え、何とか利益に結びつける仕組みの構築をさらに進めてくるだろう。それでもやはり行き詰まるかもしれない。となると、androidへの態度が変わって行くことになる。どういう方向になるのか。モトローラの使い方が変わるのかもしれない。スマートフォンのベンダーへの要求が強くなるのかもしれない。どちらにしろ、androidとべったりになるしかなくなった日本のベンダーはより厳しい未来が待っている。

ARROWS Tab LTE F-01Dがアップデートできない

「設定 - 端末情報 - ソフトウェア更新」からソフトウェア更新ができるはずである。しかし、

「ソフトウェア更新 - 更新を開始する - はい」

を選ぶと、右下の電波強度の表示がいきなり×になる。(ならない場合もある)。そして、「接続中...」と表示された後、

接続できませんでした。

サーバへの接続に失敗しました。再度更新を実行してください。

ローミング中もしくは圏外のため接続を中止しました。
のどれかのメッセージが表示される。何度やっても駄目だ。なぜ、みんなアップデートできているのだろうか。

2011年12月26日月曜日

第三者とは誰か

マネールック(MoneyLook)からの重要なお知らせ

というメールが来た。メールには以下のようにある。

SBIホールディングス株式会社がマネールックにおいて取得した個人情報は、今回の事業承継に伴い、2012年1月1日付にて、イー・アドバイザー株式会社に移転されます。

マネールックのページからリンクされた個人情報保護方針は、SBI Holdingsへリンクされている。そこには以下のようにある。

個人情報の管理は、厳重に行うこととし、お客さまにご承諾いただいた場合又は法令に基づく場合を除き、第三者に対しデータを開示・提供することはいたしません。

ということは、イー・アドバイザーは第三者ではないということか。事業切り離して個人情報ごと他の会社に売ることができるのであれば、第三者って誰よ、という気がしてくる。

マネールック自体は、Macではほとんど使えないこともあり、何も登録していないので、個人的にはかまわないのだが、資産管理的なものを外部のサービスでするのはリスクがあるなあ、と思った。

退会はサービスに含まれない

サイバーエージェントのAmebaが不正アクセスを受け、その後、復旧したようだ。


※追記あり 一部、退会状態になる(ログイン出来ない)トラブルについての復旧完了のお知らせ

スタッフのブログでは以下のように書かれている。

すべてのサービスが今まで通りご利用頂けます。

しかし、退会を行おうとすると、エラーページになる。ここでは、

システム障害により現在退会ページは表示できません。

12月24日(土)から発生しているシステム障害を受けて、退会手続を停止しています。復旧まで今しばらくお待ちください。

となっている。退会はサービスではないという考えかな。退会回りの処理に問題があったのだろうから、ここが使えないのは理解できるが、できないことはできないと伝えた方がいいと思うのだが。

スマートフォンの品質2

スマートフォンの品質でARROWS Z ISW11Fのことについて書いたが、詳細が書かれた続報があった。

ARROWS Z ISW11Fは「温度が上昇しやすい仕様」

ISW11Fの場合は充電、Wi-Fi、カメラが停止するとのこと(3G通信など、その他の機能が温度上昇で停止することはない)。

長電話はできそうだ。よかった。

でも、結局、CPUを最大クロックで動かすと駄目ということのようで、宝の持ち腐れ。カタログスペックはよくてもそれは使えないということで、どうせ、客はカタログスペックがよければ買うんでしょ、というのがストレートに出ているなあ。いや、実際、そうなんだけどさ。でも、ネットにより口コミの力が伸びている現在、このやり方は通用しづらくはなっていると思うけど、どうなんだろうな。

spモードでの位置情報API

Docomoのspモードを使用すると基地局情報を利用して位置情報を取得できる。基地局を利用している割にはWiFi測位に匹敵するぐらい精度がいい。APIは公開されている。

このAPIは非常にシンプルであり何もデバイス側からは情報を送っていない。つまり、電波強度や認証情報も送っていないということになる。なぜ、アクセスしただけでそのスマートフォンの位置情報を返せるのか。

ドコモのspモード障害、伝送路断をきっかけにユーザー管理サーバーが処理能力オーバー

docomoのspモード障害でわかったのだが、spモードはIPアドレスでユーザを識別しているようだ。なるほど、IPアドレスで識別して位置情報を返答していたのか。ということは、この障害で誤った位置情報を返答したという問題も生じたのかな。

2011年12月22日木曜日

私的録画保証金訴訟の判決

「デジタル放送専用録画機は補償金制度の対象外」、知財高裁が補償金問題の判決

<「アナログ放送をデジタル変換する機器が補償金の対象」という判断示す>

そりゃそうだ。

著作権法施行令を見ると、第一条できっちり規定されており、どの項目も「アナログデジタル変換が行われた」という言葉が含まれている。法律を文字通り解釈した判決と言える。

むしろ、ここまで法律に明確に書かれているのに、法律を変えないまま文化庁が該当すると見解を出したのがややこしくしてしまった原因だと思うのだが、なぜそういうことをしただろうか。

当時は、法律がどう書かれていようと官僚が言えばそのとおりになる世界だったのが、数年で変わったのかもしれない。

2011年12月21日水曜日

原因とは

ドコモ、“他人のメアドになる”不具合は解消——10万人に影響

輻輳は14時25分で解消されたものの、ユーザー管理サーバーでの輻輳が原因で、インターネットを利用するために必要なIPアドレスと、ユーザーの電話番号/メールアドレスを紐付ける処理がうまくいかず、今回の事象が起きた。

使うことができなかった、という結果なら、輻輳が原因と言っていいと思うが、通信ができないことは当然想定しておくべきことなのに、考えていなかったことが原因のはず。

docomoの技術者はそんなことわかっているはずだから、単にこのほうが説明としてわかりやすいと、はしょっただけかもしれない。

スマートフォンの品質

「故障ではない」:「ARROWS Z ISW11F」、本体発熱時に充電や一部機能が停止する事象発生

「通話、インターネット、カメラ、アプリなどを長時間使用したり、充電しながら使用すると、ISW11Fが熱くなることがあります。熱くなった場合には、充電またはご使用中の一部機能を停止することがありますが、故障ではありません。ご不便をおかけしますが、その場合は、ISW11Fの温度が下がってからご使用ください」

長電話したら駄目って、そんな電話はおかしい。基本機能がまともにつかえないのは、故障ではないかもしれないが、欠陥品のようにも思える。長時間っていうのがありえない長時間ぶりであれば別だが、それほどではないから、紙を入れているのだろうし。

最近発売したPlayStation Vitaは不具合だらけのようだ。たびたびフリーズするのはいただけない。しかし、アップデートで少しずつよくなっていくのだろう。スマートフォンも同じようにアップデートでよくなっていくもので、現時点はこれでいいのかもしれない。

Winny開発者の無罪確定

ウィニー:開発者の無罪確定へ…最高裁、検察の上告棄却

「入手者のうち例外的といえない範囲の人が著作権侵害に使う可能性を認容して、提供した場合に限ってほう助に当たる」

この判断にも異論はあるだろうが、最高裁で出た以上、今の法律ではこうだ、と理解するしかない。

これはこれとして、事実の認定の方である。もともとの記事がWeb上になさそうだが、他のサイトにもあるように、

捜査当局は開発者2チャンネルで「自らが著作権侵害をまん延させることで新たなビジネスモデルを模索できる」と主張し、バージョンアップを繰り返していたことに注目しているという(毎日新聞)。

と報道された。この主張で、今回の判断であれば、有罪のほうがすっとくる。しかし、無罪になっている。なぜか。有罪になった地裁判決の内容であるが、

Winny著作権法違反幇助事件 地裁判決

さらに,同月12日の,京都簡易裁判所における勾留質問においては,上記の弁解録取書のうち,「あえてインターネット上で著作物の違法コピーをまん延させることが必要であると考え」たとする点と,Winnyが著作権を侵害する態様で使用されることを望んでもいたとする点について否定する供述をしている(乙12)。

勾留質問で言ったことなのに、それが物的証拠があるかのように書き換わって報道されている。それどころか、

もっとも,平成16年5月12日の京都簡易裁判所における勾留質問(乙12)の内容や,同月12日のD検事による取調べ(乙8)の際,著作権制度を破壊しようとしたわけではない趣旨のことを述べていることなどからすると,被告人が著作物の違法コピーをインターネット上にまん延させようと積極的に意図していたとする部分については,その供述に信用性は認められない。

と供述には信用性すらない。そして、実際書かれている客観的な証拠あたりを見てみても、「自らが著作権侵害をまん延させる」という主張につながりそうなそうだ。どうして、こうなってしまうのだろう。

2011年12月19日月曜日

不具合の予測

富士通、自社製品の不具合分析予測ソフト発売

この見出し。読んだ瞬間に、Regza Phoneの大失態が事前に予測できるソフトか、と思った。というか、そう思った人は自分だけではないはず。自社製品と書いてるし。

この記事を読むと、
市販製品の不具合について、政府が公開している消費者からの情報や自社のコールセンター(顧客対応窓口)に蓄積される消費者からの苦情に加え、参加交流型のミニブログ「ツイッター」などのインターネット上の風評を複合的に監視・分析。
ということは予測ではないような気がするのだが。思いっきりツイッター上で炎上しているのに気づくことができますというだけ? というか、通常は、苦情を適当に聞き流して無視してるということ?
製品の不具合の予兆を発見し、迅速な対策を支援する。

は、あきらかにいいすぎ、と思うのだが。時代についていけてないんじゃないの?

Android 4.0.3

Android 4.0.3がリリースされた。Nexus Sも2.3.6から4.0.3に一気にアップデートが行われたことになる。4.0.3といいつつ、APIレベルは15と変わった。内容はAndroid 4.0.3 Platformにある。

うーん、いつもながらではあるが、バージョンとAPI Levelの対応がわかりにくい。まあ、Ice Cream Sandwichの載っている端末で4.0.3にあげられないのは存在しないからいいんだろうね。Galaxy Nexus以外の今後の機種は4.0.3以降になるのだろう。

2011年12月16日金曜日

Google日本語入力β版公開

グーグル、Android向け「Google日本語入力 Beta」を提供


GoogleがIMEを公開した。Googleが出してくると、入力したすべてがGoogleに送られるんじゃないだろうな、と心配になる。インストールして使おうとすると、以下のメッセージが出た。

この入力方法を選択すると、入力する全文字列の収集をアプリケーション(Google日本語入力Beta)に許可することになります。これにはパスワードやクレジットカード番号などの個人情報も含まれます。この入力方法を使用しますか?

うーん、悩ましいメッセージだ。アプリケーションというのはどこまでの範囲なのだ。クラウドまで含めてアプリケーションと呼んでいるのだとすると、全部Googleに送られてしまうではないか。

でも、そこまでは言っていないような気もするし、言ってるといえば言ってる。パーミッションとしては、ネットワークアクセス許可は出しているので、アプリが送ろうと思えば送ることはできる。変換候補をサーバーから持ってくることに使うだけなのか、すべて送ってやるぜ、ということなのか、パーミッションからは判断つかない。

基本的に日本人だけが使うアプリのため、海外のすごいやつらは関わらないだろう。そのため、たとえ問題があっても発覚しづらい気もするし、それを逆手にいろいろやってる可能性もある。

まあ、どうこう言ったところで使うんだけどね。SimejiがBaiduに吸収されることが発表されてすぐ出るとは。Simejiが嫌になったユーザが結構いるようだし、ねらったタイミングなのだろうか。

スマートフォンでの広告

スマートフォンを使った広告がこんなことになったら本当に嫌です。


そのとおりだ。

しかし、企業は着々と何かうまく広告モデルで儲けてやりたいと思っている。
というか、儲けてやりたいと思っていなくても、大したサービスを思いつかない技術者はとりあえず広告を題材にして研究開発をすすめていたりもする。
というか、エライ人が広告だというから広告でとやっている人もいる。

実際のところ、いかに広告をプッシュしてやろうか、と考えているやつはいっぱいいるのだ。すでに、AirPushというステータスバーに広告をプッシュするものに悩まされている人たちもいる。

とりあえず、血迷って、スマートフォンのプレインストールアプリとして仕込む (それも/system/app配下に!) という事態にならないことを望む。そうなっても、僕はそんなの絶対買わないから、関係ないもんね、という立場もありだが、知らない人を陥れる業界になってほしくない。

adblock Plusでの控えめな広告

AdBlock Plusのマネタイズで書いたネタだが、正式リリースに入ったようだ。Firefoxを起動するとインストールされた旨が表示された。


説明は、ここにかかれており、また、どのようなフィルタが入るかは、ここにある。
なお、上記サイトにもかかれているが、about:configから以下のように、設定を変えることで、フィルタの内容を見ることができるようにもなる。

今のところ、ほとんどサイトが入っていないようだ。確認したところ、まず、google.com/uds/*がホワイトリストに入っている。そして、アクセス時のドメインsuche.netzwelt.deが指定されている。suche.netzwelt.deはドイツのサイトでサイト内の検索用にGoogleが使われている。これが入っていることにより、google.com/uds/afsにアクセス、つまり検索向けAdSenseへのアクセスが行われるようになる。

なんだよ、Google検索の広告は控えめでもなんでもないだろ、思いっきり広告だろ、と思ったが、実際はアクセスされるが、表示はされない状態になるようだ。検索向けAdSenseは広告のリンクがクリックされなければ収益にはならないはずなので、呼び出すだけでは意味がなさそうなのだが。控えめな広告のオン・オフを切り替えて画面の違いを確認したが、
表示上の違いはないように思われる。

このホワイトリストのメリットはもう少し調べてみないとわからない。Adblock Plusをオフにすると、Google検索向けAdSenseが表示されるようになるので、フィルタとして使用しているFanboy's Listなどとの組み合わせでうまく表示ができていないだけかもしれない。

2011年12月14日水曜日

aapt.exe は動作を停止しました

EclipseでAndroidアプリを作ろうとしても、apkファイルができなくなった。

新規でAndroidプロジェクトを作ってもやはり作成できない。
eclipseをclean.cmdオプション付きで起動しても駄目だ。
Android SDK Managerからアップデートしても駄目。
ヘルプ-更新の確認でアップデートしても駄目。
ウインドウ-設定-Android-ビルド-ビルド出力をサイレントや標準にしても駄目。
(r14にはここにバグがあったらしい。)
最終的には、.androidフォルダを消すと、apkファイルが作成されるようになった。

何か変な設定が残ってしまったのだろうか。謎だがとりあえず動作するようになったので
よしとする。

個人情報を取得すること

Carrier IQが海外で大きな問題になったようだが、その日本版としてシャープのLifeLogService問題がある。

IS05、LifeLogServiceを利用するアプリケーションたち(grep結果)

を見ると、この情報の取得っぷりには驚くばかりだ。

auのAndroidマーケットにアプリを登録する際に、auはマーケットで変なアプリが流通しないように、機械的にどのような情報にアクセスするかを取得し確認、そして、正しくユーザに伝えているかを実操作して確認している。幕張メッセで行われたスマートフォン&モバイルEXPOでその技術を見せてもらい、いろいろ質問させてもらったが、auが正しく個人情報を扱おうとしている姿勢が伝わってきた。

にも、関わらず、これである。

TwitterでKDDIに質問した回答が流れている。


auのシャープ製Androidスマホ「INFOBAR」での「LifeLogService」なるサービスに関するKDDIの回答

KDDI「Android OSに搭載されている各機能を正常に機能させるためのアプリの一つというのが現時点での最終的な回答」

のように、嘘を答えて終わらせようとしている。このずれはどこで生じてくるのか。シャープのアプリの動作なのだから、KDDIはシャープのせいにすることができたはず。シャープのせいにしないということはKDDIも関わっているのだろう。許可はしたと見える。きっちり、専門性を持った人が判断するプロセスになっていれば、このようなことはおきない。数人の企業なら全員が考えもしなかったということはありえるが、社内にわかる人がいるのだから。

少し前であれば、マスコミに広告などできっちりお金を払っている企業は、刑事事件にでもならない限り安泰だった。しかし、状況を変えようとしている人たちが増えつつある今、
変わっていくだろう。嘘で切り抜けようとするのはあまり得策ではないのではないだろうか。KDDIとシャープはこの賭に勝てるだろうか。

バルス

ジブリ映画天空の城ラピュタがテレビで放映されたときに主人公たちが唱えるのに合わせて、Twitter等に書き込みを行うことが行われている。

これを行う人たちはテレビを録画ではなく放送で見ているということだ。テレビの視聴率が下がってきているとよく言われる。実際下がってもいる。スマートフォン・携帯電話との時間の奪い合いに負けているというのも一面だが、一家団欒としてすごす時間が減り、放送として見る価値が低くなっている面ある。

繋がっている感を感じるには、同じことを体験する時間を持つことが役立つ。その上で、テレビ放送はお手軽なものだ。もっと、放送局側も他の人と繋がりながらみたいという番組を増やすことで視聴率はあがってくるはずで、それがやりやすいスポーツでも実況のやり方や構成も変えることが重要ではないか。テレビがもっと視聴者を誘導してもいい。

昔なら2ch実況板、今ならTwitterが大きな役割を果たしている。もっとうまくテレビとソーシャルをつなぐことでもう少し層が厚くなる。ニコニコ動画は頑張っているようだが、上の世代にはまた別のアプローチがある。

2011年12月13日火曜日

AdBlock Plusのマネタイズ

拡張機能「AdBlock Plus」に「受け入れられる広告」表示機能、波紋を呼ぶ

しかし先週公開された開発者向けバージョンには、一部の広告をホワイトリストによって例外的に表示させる機能が組み込まれていた。
(中略)
Palant氏は、すでにいくつかのウェブサイトをホワイトリストに掲載することで「合意している」と述べているが、どのような条件のもとで合意したのか、金銭の授受が伴っているのかなどは今のところ不明だ。 

金銭の授受は不明となっているが、おそらくあるのだろう。広告をカットして、いくつかの広告は例外で認めることで利益を生み出す。プラットフォームのようになれるとこういうことができる。うーむ、興味深い。この考え方は他に応用できないだろうか。

そもそもブラックリストも人為的にやっていることから考えると、除外することができるわけで、ホワイトリストを人為的にやったところで本質的には差がない。

しかし、ユーザにそっぽを向かれて別のものにうつられてしまうと意味がなくなってしまう。そこで、こっそりではなく様子を見ながら、どこまでなら受け入れられるかを試していくのだろう。さて、着地点はどこになるのか。

リビングPC

AVラックに収まる高級“リビングPC”——「LUVLIB i101X」を試す


そこで別のアプローチからリビングルームに進出しようとするPCが登場してきた。

そんなことなく、むしろ、王道的なアプローチ。たとえば、富士通のFMV-TEOはリビングPCと銘打って、HDMIでテレビと接続する形態で、横置きデザインだった。見てみると、2009年夏モデルを最後になくなったようだ。

誰もが考えるアプローチをとり、失敗したモデルが積み重なっていく。しかし、あるとき、市場から受け入れられる。

何かそれを分けるのか。

機能的な違いがあるのかもしれないし、他のプロダクトでユーザに慣れが出ているなどの時期の問題かもしれない。価格の問題かもしれないし、メーカーのブランドや宣伝の巧みさかもしれない。成功すれば、後付けで何とでも言えるのであり、メディアは好き勝手に言うので、結局よくわからないことになる。

でも成功確率をあげるには、欲しいという感情を引き出るように、プロダクトを丁寧に作ることだろうな。Appleのように。

このLUVLIBというのは現状ではうまくいかないのは、この記事だけでわかる。

実店舗で見て購入はアマゾンで

アマゾン、価格比較アプリ利用で割引キャンペーン


お店でいろいろ見るが、買うのはネット、という人は結構いるはず。なかなか実際に見てみないと判断つかなかったり、見てみることで欲しいという感情が生まれてきたりするため実店舗は行くのだが、ネットで買う方が安い。だから、今この瞬間に欲しい、というぐらい感情が高ぶらなければ、安い方を選びたくなるのはわかる。しかし、そういう人でも、その実店舗でまったく買い物をしない、という人はまれで、ちょっとしたものを実店舗で買うことで、少しは貢献したりする。ある程度のモラル的な感情を人は持つからだ。

このアプリは実店舗にかなり挑戦的だ。そういうモラル的な部分を取り除くことに役立つ可能性がある。こう買うのが当たり前なんだよ、となると、考慮するようなことはなくなる。実店舗には大きな危機だ。そもそも、このアプリがなかったところで、傾向はあるので、加速されるというだけだろうとはいえ。

しかしほんとうに実店舗がなくなるとアマゾンも困ることになる。メーカー特に大企業は実店舗に考慮する必要がなくなり、直接販売すればいいことになるからだ。代わりに大企業はショールームやイベントで商品を見てもらうことになるのだろうか。別の手段があるかもしれない。それとも、アマゾンはアマゾンで販売することに付加価値をつけられるのだろうか。電子書籍などのデジタルコンテンツについては残るだろうから可能なのかもしれない。そして、アマゾンになければ世の中に存在しないのと同じ、ぐらいの強さになるのだろうか。

webOSのオープン化

HP、「webOS」のオープンソース化を明らかに 


webOSのオープン化がニュースになっている。

iPadでは2倍高速になった『webOS』の悲劇


過去にはこういう記事もあった。

HP社製のハードウェアは、同チームの技術革新を阻んでいたという。

大企業にありがちな、さまざまな技術を持っていながら、それをうまくまとめあげることができない問題が生じていたのだろう。オープンソースになったところでハードがないと困る。

なお米メディアの報道(TechCrunch)によると、Whitman氏は2013年にはwebOS搭載タブレットを開発する計画だと語っている。

とはあるもののそれだけでは何も変わらないだろう。というか、そもそも本当に出るのか。出さないんじゃないか。出す理由がよく分からない。携帯は出さないがタブレットだけ出すなんて、タブレット専用OSということになるがそのようなことはありえるのか。

このOSを使おうとするモチベーションは何になるのだろうか。HPにGoogleのAndroidに対するほどの何かがあるのか。GoogleはAndroidによりGoogleのサービスを使わせてその結果は利益になっている。しかし、HPにどんなビジネスモデルがあるのだろうか。むりやりいろいろなハードに載せてやろうとするパワフルな変わったやつが出てきたらわからないが、消えていく技術になるのだろう。

2011年12月7日水曜日

走る、リアル sl コマンド

走る、リアル sl コマンド
実際の SL(を模した顔付きのプラレール)
ってトーマスかよ。アニーとクララベルの上に穴を開けて基盤や電池を載せている。そうか、こういうのなら作れるんだな。いい発想だなあ。

公衆無線LANのおそろしさ

ConnectFreeが問題ではないか、とTwitter上で賑わっているようだ。

怪しいアクセスポイントに接続してはいけない。ということはよく言われること。無線LANのアクセスポイントが、通信の経路になっている場合、盗聴 (っていうのもおかしいけど) や改竄ができる。ありがちな無料の公衆無線LANのアクセスポイントでは、最初のアクセスを宣伝ページにリダイレクトするぐらいなのだが、ConnectFreeでは改竄してJavaScriptを埋め込むことでさまざまなことをしている。

- サイトを表示している画面の上部にバーが出る
- Google Analyticsの埋め込み
- Amazonアクセス時のアフィリエート組込み
- Twitterのアカウントを端末とアクセスポイントのMACアドレスと合わせて送信
- Facebookのアカウントを端末とアクセスポイントのMACアドレスと合わせて送信

一番上は、まあ、誤解しない範囲にも見えるので、本当に問題になるかはわからないな。ユーザへの説明が足りないということはあるかもしれないが、ユーザへ説明すればユーザは受け入れられるでもあると思う。2, 3番目はおそらくGoogleおよびAmazonの規約違反にはなるだろう。同一性保持権には反しそうではあるが、それ以外、法律でどうなるかはよくわからない。
しかし、3番目は、他の情報と突き合わせて、誰が何を買ったがある程度正確にわかることになるので、駄目だろう。4, 5も、個人に関する情報とは何かでいろいろ言う人はいるかもしれないが、基本的には駄目だろう。

でも、そもそも、アカウントはJavaScript使って送信しなくても、経路になっているんだから、単に通信内容を見て、その内容を別ルートで送ればいいだけなのに、なぜばれる方法をとるのかが謎。Twitterをきっちり見てみると、そのようなことを言っている人もいる。

それに対するConnectFree側の言い分は、「利用者が犯罪を犯したときに犯人を追跡できるようにするため」か。Amazonのアフィリエートの件はすでにやめたということだが、それが説得力をなくしている。

いずれにしろ、いずれ高木浩光氏のサイトできっちりした話が読めるのだろう。楽しみだ。今サイトを見てみると、
ご愛読の皆様へお知らせ:Google Analytics使用開始の予告というのがある。関係するのだろう。

(更新)
他のこともやめたようだ。プレスリリースが出ている。読売新聞の朝刊の社会面にも載っていた。結構、大事になってんだな。
(更新)
公衆無線LAN会社、情報改ざんの疑いも
飲食店や商業施設などでインターネットを利用できる公衆無線LANサービスを提供している「コネクトフリー」(東京都)が、利用者に無断でツイッターのIDなどを傍受していた問題で、総務省は通信の秘密の侵害を禁じる電気通信事業法に抵触する恐れもあるとして、近く同社から事情を聞く方針を決めた。
 かなり大事じゃないか。

2011年12月2日金曜日

なぜ批判はそこへ?

AndroidとiOS、プライバシーを丸裸にするソフトが仕込まれていたことが発覚 提供元は「携帯事業者とメーカーの品質管理のため」と主張

これがきっかけとなり、端末を販売する携帯キャリアや、このソフトの製造元である米Carrier IQへの批判が高まっている。

なぜだ。批判されるのはスマートフォンのベンダーではないのか。

Carrier IQ問題、各社の反応--アップルやRIMなどが声明

こっちの記事を見ると、

スマートフォンメーカーHTCの反応は一歩踏み込んだものとなっており、Carrier IQを「デバイスに搭載するよう多くの米国キャリアから求められている」とAll Things Dに語るとともに、さらなる情報についてはキャリアに問い合わせるよう勧めている。

とある。なるほど、キャリアが批判されるのは、理解できた。HTCが責任逃れするには弱いかもしれないが。

Androidに入っている規模だとオプトインにすることが望ましいと思うが、いずれにせよ、ユーザへの説明と、嫌な場合の対処方法を提供していれば問題はないのではないだろうか。特にiPhoneでは、

Appleに送信されるすべての診断データについて、その情報を共有するには顧客が自主的にオプトインする必要があり、顧客がオプトインした場合、データは匿名かつ暗号化された形式で送信され、それに個人情報が含まれることはない。われわれは、キーストローク、メッセージ、その他の個人情報を、診断データのために記録したことは一切なく、今後もそうするつもりはない。

であり、ここにかかれていることが正しければ、特に問題視する必要はないように思われる。

キャリアやベンダーにこっそりいれたわけではないのに、Carrier IQに矛先が向かった理由はなんだろう。対応の仕方が悪かったとかかなあ。

スマートフォンのトラブル

従来の携帯電話がよりよくなったものと思って、スマートフォンを買ってしまうと大変だ。

国民生活センターが発表した。

「使ってみたら、操作しにくかった」「思っていた内容と違った」「購入して間もないのに、不具合がでた」「不具合が続く」などが原因で解約をしたい等という相談が多い。

現時点ではまだそういうもんだもんな...。

苦情の例もいろいろかかれている。

ショップに電池の消耗が激しすぎるので、交換してほしいと申し出たが、「スマートフォンは、こういう物である」と言われた。しかし、パンフレットには、連続通話時間400 分、連続待受時間230 時間と記載があるので、納得できない。

メーカには、待受時間230時間とか書かずに、スマートフォンは毎日充電するもの、使い方によっては数時間ごとに充電するもの、としたほうがいいのだが。メーカーは標準に基づいた方法で測定してそれを載せる。そして、その値が他メーカーに負けないように努力する。ユーザーはおきざりにされる。PCもそうだが、インチキではないが、現実的でない数値になってしまう。

今まで月々3,000 円の支払いだったこと、今後の支払い額もほとんど変わらないことを何度も確認し、スマートフォンを予約した。担当者から二段階制のパケット料金定額プランを勧められ、「インターネットを使用せず、メールも400 字で10 数回なら数百円になります」と言われた。1カ月後に請求書を見たら9,000 円台の請求になっていたが、ショップに出向くと、「スマートフォンはインターネットをしなくてもソフトの更新をしているのでパケット料金は上限額(約6,000 円)になるんです」と言われた。

きっちり担当者は説明していたという可能性もあるが、文字通りのことがあったとすると、詐欺だな。

毎日、午後9 時から午前1時30 分まで、インターネットでドラマが配信されているので見たいと思い契約したのに、通信の速度制限がかかり、動画を見ることができない。
(中略)
携帯電話会社の相談室に苦情を言ったら、前々月のパケット通信量が1,000万パケットを超えると速度制限がかかると言われた。1,000万パケットだと、1 日自宅で動画が10分程度しか見られない。

1000万パケットだと最大で1.28Gか。1日10分ということは1カ月は10分x30日で18000秒。ということは、だいたい60kbps強ぐらいの換算か。うーん、高ビットレートではないのか。この規模なら見られなくなるのはひどいな。事前説明がなかったのだとしたら、よくない。

2011年12月1日木曜日

もりのおべんとうやさん 舟崎靖子 舟崎克彦

もりはおもしろランドの9巻。
なぞなぞが好きなスカンクのおべんとうやさん。毎日、なぞなぞをだし、正解が出なかった場合は、弁当を作らない。ある日、夜中の12時に弁当をとりにいくという注文があった。誰が来るのだろうと考えて、おばけでは、と思ったスカンクさん。夜中の12時に大きなリュックサックを見つけた。そして、リュックサックが動いたのにびっくり。下にはモグラがいて、注文したのはもぐらだった。あまりにおどろいたスカンクさんは、それ以降なぞなぞを出すのをやめたという話。

うーん、いまいち。弁当を作って誰のかをあてるなぞなぞというのがあまり面白くない。弁当があまり弁当っぽくない絵なのも駄目なのかもしれない。あまり、息子にもうけなかった。