2011年10月5日水曜日

PCの未来

インターネット端末とかWeb端末とかスマートディスプレイとかMIDとかいいながら各社うまくいかなかったタブレット型端末がiPadによって一気に普及した。

Webを見るためだけならPCよりいい端末ができる、と多くの人はわかって開発していた。しかし、どうしても同じようなデバイスが必要でPCと同じような価格になる。Linuxで動作するWebブラウザではうまくレンダリングされないサイトがある。PCに加えてもう一台買わせるのは難しい。など、課題はいろいろあった。一気に解決したことになる。

スマートフォンの存在も含めてPCの必要性は低くなっている。そもそもPCはクリエイティブなことをするためのものだろう。PCはおかしな方向にはまり込んできたように思う。地デジPCなんて最たるものだ。アナログの時代は録画した番組をいかようにも加工して遊ぶことができた。だからこそPCにあっていたはず。地デジでは制限が大きすぎPCで扱う価値はない。PCとテレビをバラバラで買うより、場所もとらないし、安いでしょ、というのは提供する価値としては弱い。

PCはもっとクリエイティブさを前面に出していったほうがいいし生き残るためにはそうなるだろう。年賀状作成用ソフトは今でもキラーアプリのようだし、初音ミクはすばらしい。FM音源を使って必死で音楽入力をしていた高校生時代にこれがあれば、ずっと遊んでいただろう。高齢者向けに売りたいのであれば、自分の好みの写真を入れたカレンダーを作れます、みたいなのを前面に出すのはどうだろう。物理エンジンを使った何かも出てほしい。物理エンジンを使ったゲームは増えているが、消費側ではなく、ユーザがクリエイティブ感を味わえるものとして何がネタとしてあるのではないだろうか。パーソナルファブリケーションもPCの使い道の一つだな。
ローランドdg、3Dクラフトツール iModela 発表。7万8750円
手の届く範囲になった。

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