2011年8月29日月曜日

くろくんとなぞのおばけ なかやみわ

くれよんのくろくんのシリーズの3作目。10色のクレヨンのキャラクターたちが出てくる。

クレヨンのキャラクターの一人、きいろくんがいなくなったのを皮切りに毎日何人かずついなくなり、最後に残されたくろくんがみんなを助けにいく。みんなのところにたどりつくと、動けなくなったおじいさん(ネズミ)のために絵を描いてもらいたいネズミたちのしわざだった。最後にはくろくんのアイデアですてきな絵を描くというお話。

絵のかわいさとやさしい雰囲気がとてもいい絵本。1点だけ気になるところ、最後にすてきな絵を見た後おじいさんは死ぬことになるが、「つぎのひ。おじいさんはてんごくのおばあさんのところへたびだちました。」という一文。「おじいさんはなくなりました。」でいいのではないか、と思った。その方が、その後で出てくる「おじいちゃんは、やっとおばあちゃんにあえたんだ!ぼくたち、ないちゃだめだよ!」の文にすんなりつながるように思う。読み聞かせではそうアレンジしている。どちらにしろ3歳の息子にはまだ死ぬことがよくわからないだろうから、読み聞かせではどう伝わったかわからない。


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