2011年8月26日金曜日

汽車のえほん24 機関車オリバー

収録内容
「ドナルドのあひる」 Donald's Duck
「オリバーの大しっぱい」Resource and Sagacity
「トードの手だすけ」 Toad stands by
「ぶくぶくバルジー」 Bulgy
登場機関車
ドナルド・ダック・オリバー・ダグラス・ヘンリー・ジェームス・ゴードン・(トード)・(スクラフィー)・(バルジー)

本のタイトルは、オリバーだが、最初の話「ドナルドのあひる」には、オリバーは出てこない。「ドナルドのあひる」では、ダックの機関士と助手は、ドナルドの水のタンクにあひるを入れるといういたずらをする。機関士と助手はいつもろくなことをしない。その仕返しに、ドナルドはダックの下に巣箱と卵をおくといういたずらをするというなかなか楽しいお話。2話目はおもいあがったオリバーが事故を起こすお話。3話目はオリバーが貨車に馬鹿にされるようになったからと、ブレーキ車トードと組んで、貨車スクラフィーを前後に引っぱり破壊するお話。貨車を破壊したのに対して、ふとっちょの局長はしかったりしないのが不思議なところ。最後の話は、鉄道はんたいを唱えるバスのバルジーのお話。「おまえたち機関車は、おれたち労働者から血をしぼりとって、そのたのしみとやらのためにいきているんじゃないか。かくめいがおこったら、鉄道なんかずたずたさ。」というバルジーの台詞がある。少し、子供向けにしては難しめ。この世界では、バスは労働者で鉄道は資本家なのか、機関車もスクラップにされるなど大変そうなのだけれども。話の最後には、バルジーはぼろぼろに。それほど悪い訳でもないのに、ひどい扱いだ。


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